≪豊島民商問題から学ぶこと(言いたいこと)≫
私は個人事業で8年間、法人化して32期、合計40年間豊島民商に加入しておりました。 日本共産党の機関紙「赤旗」の日刊紙と日曜版も43年間購読してきました。 選挙でも一回の例外をのぞき、ずっと日本共産党に投票してきました(いわゆる基礎票にかぞえられた一票でした)。 このような生き方をしてきた私が、「豊島民商の問題」にかかわって以来、残念なことに「私の生き方は誤りであった」と認識せざるを得なくなりました。その理由について、起こった問題を振り返りながら書いてみたいと思います。 |
[1]豊島民商退職4か月後に遺体で発見された[杉原潤一君]について。 杉原潤一君の死亡については考えなければならないことが2つあります、ひとつは「死因」についてです。 私が、杉原潤一君の死因について目白警察署に聞きに行ったとき、目白警察署の回答は「遺体の損傷が激しく,死因については特定できなかった(死因不明)、≪遺体≫にも人権があり、個人情報保護法が適用されるので、これ以上の説明はできません」ということでした。 しかしながら、豊島民商の指導部は、運動ニュースで「死因は病死である」と書いています、つまり≪病気が原因で死亡したこと≫を知っていたということになります。 この事から豊島民商指導部は、杉原潤一君が放置していたら死に至る病気を患っていたのを知っていたにもかかわらず、退職させ何の援助も与えずに、死に至らしめた、つまり見殺しにしたということになるのではないでしょうか。 もうひとつは、「杉原潤一君を偲ぶ会」についてです。私は「偲ぶ会」の呼びかけ人の一人として、「お誘いの文章」を書くことになったときに、一番心にかけたのは、「少しでも大勢の人に参加してもらいたい」ということでした。 「偲ぶ会」は当初8月5日(日)の昼間に予定していたのですが、8月5日は東京土建豊島支部のイベントが椿山荘で予定されていたので、その日は「日本共産党の区議会議員が全員椿山荘に行ってしまうので、参加できない」、と共産党の地区委員会の幹部に言われたので、前日の8月4日(土)夜に変更しました(5日の昼間なら参加できるという友人が多かったのですが)。 しかしながら、日本共産党豊島区議会議員は誰一人として「偲ぶ会」に参加してくれませんでした、日本共産党は弔文すら寄せてくれませんでした。 豊島民商の事務局員として、選挙のときには共産党の支持拡大に奮闘した、杉原潤一君に対して、なんという冷酷な人たちでしょうか?このように、支持者に対しても冷酷な人たちが,「弱者を守れ」という運動を繰り広げても、人気取りのためにやっているとしか思えません。 |
[2]宮田裁判・ストーカー事件 宮田裁判と山本理事の「ストーカーぬれ衣事件」は、5人の除名事件と共に共通点があります。この3つに共通する点とは、“上の言うとうりにならない人”は、その人の主張とか行動の正しさには関係なく、罪人または悪人として排除するということです。 宮田裁判のそもそもの発端は、Sさんの土地がひまわり道場の不動産屋によって売却されたにもかかわらず、契約書を貰っていないために、不明朗なところがあると感じた宮田さん(当時豊島民商副会長)が、それを確かめにSさんの土地を買った深野住宅に行ったのが始まりです。 「豊島民商・ひまわり道場」に持ち込まれた不動産処理を一手に扱っていた渡辺氏が、宅建業法にのっとってきちんと契約書を渡していれば、このような問題は起こらなかったはずです。 悪いのは宅建業法を守らずに、不当な提訴をした渡辺氏なのです。宮田さんが提訴された頃の理事会の議事録では、宮田非難と宮田処分ばかりが討議され、宅建業法違反疑惑の渡辺を追及する発言は一つも載っていません。 判決で宮田さんが勝利し、違法行為はしていない事が明らかになった後でも、宮田さんの処分はそのままです。 ストーカー濡れ衣事件の山本理事の主張は「空会員(公称会員数と実際の会員数との差)をなくせ」と言うものでした。 空会員について追及されるのが厭だった事務局長の菅原悦子と山中富士夫等豊島民商指導部が、山本理事を理事会からはずすために、仕組んだぬれ衣事件なのです。 このストーカー濡れ衣事件は山本氏の尊厳を破壊したということであり、単に憲法13条違反であるだけでなく、憲法の3大理念(平和主義、基本的人権、国民主権)の根底に<人間の尊厳>が置かれている事を考えれば憲法の精神までも踏みにじった事になります。 5人の除名事件とは、内部告発された違法疑惑を、究明しようとした常任理事などが、「組織破壊者」の汚名を着せられて、弁明の機会も与えられることなく除名になった事件です。 違法疑惑解明を上部団体に要請するのは組織破壊行為なのでしょうか? 5人の除名事件では5人を組織破壊者に、山本理事はストーカー犯に、宮田さんは罪人に(これは失敗しましたが)このような排除の仕方は、北朝鮮の国民支配のやりかたと全く同じです。 北朝鮮の朝鮮労働党が、言うことをきかない人間に罪をきせて「政治犯収容所」に入れて一般社会から排除するのとまったく同じ手法です。 共産党員達が実質的に支配している豊島民商を見れば、共産党が支配する国は日本国憲法の精神までも否定され、党の言う事を聞かなければ排斥される北朝鮮のような国になる事は明らかです。 |
|
以上の事から、共産党の影響力のある団体で、共産党員が不当解雇をやっていたのでは、国会で「雇用」についていくら良いことを言っても、その発言は空々しいものになります。人気取りのためにする発言であると言われても仕方のないものです。 |
私が日本共産党に失望したのは、豊島民商指導部が、このような組織運営をしていることを、日本共産党は知っていながら、いまだに豊島民商の指導部を支援しているからなのです。 これは日本共産党が、豊島民商を実質的に支配している共産党員がやっていることを「是認」としていることになるのだと思います、このことから、もし日本共産党が政権を取ったら、「搾取のない明るい社会」になるのではなく、正しいことを言っても、それが共産党の気に入られなければ、罪人にされて、社会から排除される北朝鮮のような独裁国家になるのは明らかです。 |
豊島民商・ひまわり道場には数々の違法疑惑があります。 違法疑惑発覚後 「中央委員会が私達の代表のF氏を2度も中央委員会に呼んで事情を聴いている事」 「訴願委員会への五指を上回る訴願」 「市田書記長への直訴」 「2度の裁判で豊島民商が敗訴している事」 などで豊島民商の「違法疑惑」と「豊島民商を専横的に支配する党員グループによる疑惑隠し」を中央委員会は知っているにもかかわらず、佐々木憲昭衆議院議員と小池晃元参議院議員は私達の抗議を無視して、自身のホームページで疑惑のひまわり道場を称賛し続けました。 なんと節操の無い人たちなのでしょうか?あきれ果てて言葉もありません。 |
私が、日本共産党が豊島民商指導部を支援していると感じたわけ。
|
この記事は09年4月5日の「赤旗日曜版」の記事です、何の変哲もないような記事ですが、私は共産党が、豊島民商の指導部を応援している記事だと思います。その理由として
|
私の知る支部(共産党の最下級の組織)に所属している共産党員のひとは、一週間に数回の赤旗の早朝配達、週末には日曜版の配達、月末には集金、その間にも、所属する大衆団体の活動、集会があれば参加する人の組織化、選挙が始まれば、ポスター貼り、ビラ折、ビラまき、街頭宣伝、票読みのための支持者拡大と赤旗の拡大、その上、収入に応じた党費納入と選挙カンパと夏冬の専従職員のボーナスのためのカンパ、と「なんでそこまで」と思うほど共産党のためにつくしています。 私はそのような党員を見てきたから、43年間共産党を支持してきたのです。 それにひきかえ、ストーカー問題を話すのに「ストーカー規制法」すら読んでこない共産党都委員会の人といい、訴願された案件をもみ消す事に奔走し、事実から調べようとしない共産党中央委員会の人といい、また、樋山君の退職金を未払いのまま連絡もせず3年間も放置していた東商連と全商連の人といい、なんとまあ怠け者ばかりがそろっていることでしょうか。 中央集権制というのは上にいくほど楽で良いことがあると言われています、それはスターリン時代のソ連と、今の北朝鮮の事と思っていましたが、(このような怠け者でも務まるということは)、共産党と民商もまさに旧ソ連や北朝鮮と同じような組織なのは明らかです。 私が今、日本共産党に言いたいのは「共産党の中央委員会と東京都員会の人間は、共産党のために日夜歩き回っている下級党員の足の爪の垢を煎じて飲め」ということです。 |
ひまわり道場がテレビで放映され、広告で一般の人に宣伝されたことを見れば、ひまわり道場の問題は組織内の問題ではないことは明らかです。ひまわり道場に違法疑惑が浮上すれば、それはすでに社会問題なのです。 共産党の機関紙「赤旗」に十数回も絶賛した記事を載せた「ひまわり道場」に違法疑惑が発覚した時、その違法疑惑の全容を解明させるのは公党としての日本共産党の責務です。 日本共産党は公党としての社会的責任を果たせ!そして、除名になった人たちに対する聞く耳を持て! もし、日本共産党が豊島民商の違法疑惑に対して「他団体の問題なので干渉出来ない」と言うのであれば、日本共産党はこれからは、すべての企業・団体の違法疑惑に対して何も言えないことになります。 日本共産党と民商は「民主集中制」という名の中央集権制をとっています、中央集権制が民主的であるためには、義務と責任も最終的には中央委員会と全商連にあることを自覚するべきです。 共産党の影響下にある大衆団体で上級に好かれた党員達がどのように振る舞うか、そしてその行為に対して党中央がどのような対応をするか、をみれば共産党の目指す社会が見えてきます。 その社会は、口で<護憲>を叫んでも実体は憲法の精神までも否定される暗黒の社会です。 43年間共産党の支持者で「豊島民商問題」を知ってから、日本共産党に大きな不信感を持つようになった、 相良和文 |