様

 前略、私は元豊島民商会員であり、元日本共産党員でした。
2006年10月26日、元豊島民商常任理事・支部長であり、日本共産党員であるFさんの落し物(クリアケースに入った書類)が池袋警察署に届けられました。
中の書類に豊島民商会長長谷川清氏の名前があったため、同27日警察から連絡を受けた日本共産党員である長谷川会長は、警察に出向きましたが「自分のものではない」と受け取らずにかえりました。
しかしその後、長谷川会長は日本共産党員であり、豊島民商事務局長である菅原悦子氏に指示し、その書類を「自分のもの」と偽り警察から持ち帰らせました。
そして数日手元に置いた後、日本共産党豊島地区委員会に届けました。
その間、長谷川氏も菅原氏も落とし主のF氏には一度も連絡をしていません。
中を見ればF氏のものであることは一目瞭然であり、しかもF氏は豊島民商の内部問題について民商内で意見を述べたため、2006年2月19日に他の役員と共に不当に除名処分を受け、豊島民商執行部とは敵対関係にありました。
日本共産党豊島地区委員会は、菅原事務局長が警察から偽ってF氏の落し物を持ち帰ったことを知りながら、社会的善悪の指導をしませんでした。
菅原事務局長が警察から偽って持ち帰ったF氏の落し物が、F氏本人の手元に返されたのは、菅原事務局長が警察から持ち帰ってから5日後でした。
私は、この事を疑問に思い菅原氏本人に電話で「あなたの行為は間違っているのではないか」と聞いたところ「自分の行った行為はおかしくない」と言い切りました。
私は約1年間この事に疑問を持ちながら、2007年12月に日本共産党中央委員会・東京都委員会・豊島地区委員会に文書で質問状をだしました。
その後、都委員会市民部の阿部氏と話をしましたが、阿部氏は「落とした方が悪い、落し物がF氏本人に戻っていることから、問題にすることではない」との答えでした。
これでは共産党の考え方は「悪いことをしてもみつからず、訴えられなければ何をしても良い」と言っていることであり、社会的に許されるということなのでしょうか?
ご意見をお聞きしたいと思い文書を送らせていただきました。
よろしくお願いいたします。

                 

                       2008年2月
                     
                        杉田 省市




                                           平成20年3月24日
    杉田省一 殿 
                                          自民党豊島区議団
                                           幹事長    里中郁男
                                           副幹事長   堀 宏道

 謹啓 時下益々ご清祥のこととお慶びもうしあげます。
 この度は忌憚のないご意見と内容の綴られたお手紙を、私ども、自民党豊島区議団所属の議員全員が頂戴した模様です。今回お手紙を頂戴いたしましたこと、誠に有難うございます。また、このような内容をしたためたお手紙というものは、たいてい「匿名」という場合が多いのですがこの度のお手紙は、差出人のお名前はもとより、かってご自身が帰属されていた組織についても言及されており、大変勇気のあることだと、ただただ感じ入っております。
そこから、私ども自民党豊島区議団も、この「正義」の声にしっかりと応え、ご回答しなければならないと思っております。
もっとも、お手紙を読ませて頂いた限り、組織の内部問題が極めてリアルに絡んでおりますこと、また私たちと致しましては、あくまでもお手紙に書かれた内容だけからしか事情は知り得ませんことを、是非ともご理解いただきたいと存じます。その上に立ちまして、議員個人ではなく、私共自民党豊島区議団という会派の回答文をしたためたいと存じます。


                                ご回答文

本件では、長谷川氏は池袋警察署に出向いており、既に当該落し物はFさんの所有物であるという認識を有していたにもかかわらず、この事情を知悉している菅原女史に、あえて池袋警察署に引き取りに行かせ、その後当該落し物を数日間手元に置いた、ということである。
従って、まず、長谷川氏と菅原女史の行為によって、Fさんの「財産権」「プライバシー権」等が、著しく侵害されていることは事実であると考えられる。
次に、上記の状況を認識・理解した上で、何ら社会的善悪の注意指導をとらない地区委員会と、問題視しないとする都委員会の阿部氏の意見は、上記のような行為を是認するとの立場を採用しているということができ、社会的に許容される態度ないし言動ではないと考えられる。
以上ご回答申し上げます。 乱筆ご海容ください。
それでは失礼いたします。


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